« 2008年3月14日~16日 | トップページ | 2008年5月14日~18日 »

2008年4月16日~26日 マレーシア遠征

マレーシア スプラトリー諸島遠征

まいどですpaper

今回のOUTRIGGERツアーは、遂に初の海外編となります。

どこに行ったかというと・・・、

ココです。

Burunei

地図の中央に位置するスプラトリー諸島です。

ここはですね、別名:南沙諸島とも呼ばれてるところ。南シナ海に浮かぶ約100ほどの島で形成されています。一般の人が居住できる環境はなく、島そのものにはほとんど価値がない。しかし豊富な海洋・海底資源に恵まれる。そのため、中華民国・中華人民共和国・べトナム・フィリピン・マレーシア・ブルネイが領有権を主張した。(Wikipedia参照)

数年前、各国の領海が決められたが、今でもそれぞれの海軍基地によって厳重な監視が続けられているんです。

2007年9月に現地視察を行い、実際に船主に面会し、釣行に関する打ち合わせをした。その際、とても貴重なスプラトリー諸島の海図まで入手することに成功。水深約2,000mの海底に、大陸棚(10m~300m)やリーフなどが点在する。リーフ際での潮目には、GTをはじめさまざまな魚が集まるようで、ルアーでの釣行なら数人の日本人も過去に行ったことがあると聞く。

海底の穴や岩礁には大型のハタ類も確認されており、過去に300kgを超える巨大魚も捕獲されていた。

Grouper300kg12

こんな巨大魚を求めて、過去にボトムフィッシング(泳がせ釣り)を企画した日本人もいたと聞くが、スプラトリー諸島内での釣行は実現しなかった。もちろん、釣果もなかった。詳しいことは割愛させていただくが、スプラトリー諸島内でボトムを狙うのはかなりハードルが高い。陸から非常に遠いので長期の釣行日程が必要となり、餌の確保や船の流し方など日本でしていることが通用するかどうか、前例がないのが一番の原因だと思う。

今回、当店がチャーターした船はこの船です。

Dsc00555

東マレーシアのミリを母港とする遊魚船。約100tの大型船です。すでに電動リール用の電源は着いていたので、イケスとスパンカーの設置をお願いした(その費用も当店で負担)。現地の釣り方はアンカーを下ろしての掛かり釣りで、流し釣りなどしたことがないという。このスプラトリー諸島遠征を一次的なものでなく継続的に再現性を持たせるなら、現地のキャプテンに流し釣りを覚えて欲しいと思い、奄美大島のOCEAN PIONEER号の泊船長を操船アドバイザーとしてお迎えした。

この釣りを企画した旅行会社から話を聞いてから、実に一年以上の準備期間を経て、ようやく出発の日が訪れた。

2008年4月16日。

成田空港からは1名のお客様と添乗員。関西空港からは5名のお客様と私、そして泊船長がクアラルンプール(KL)に向けて出発。ちなみ、マレーシア航空にはエコノミークラスとビジネスクラスがあるので、お客様のお好みで手配させていただきました。

Dsc02195_2

Dsc02196_2

Dsc02200_2

Dsc02199_2

Dsc02201_2

ともに現地時間の16:40にKL到着。

Dsc02205_2

ようやく6名のお客様が初顔合わせ。それから国内線に乗り継ぎ、東マレーシアのミリへフライト。

Dsc02211_2

Dsc02213_2

Dscf3779

Dscf3780

4月16日 20:20 ミリ到着。

そのあと迎えの車でスーパーへ買出しに出かける。

Dsc02215_2

Dsc02218_2

間食や好きな飲み物を買う。ミネラルウォーターとコーラやスポーツドリンクのペットボトルは、船主側で大量に用意してくれてました。

いよいよ港へ到着です。

Dscf3782

船には事前に送っておいた荷物が積み込んであった。旅行会社の通訳兼添乗員のMr.タン(タンちゃん)の計らいで、すぐにウェルカムパーティーとなる。

Dscf3791

船に乗るのはお客様6名、タンちゃん、泊船長、私。そして地元キャプテンと機関士、料理長、ガイドのMr.WEI、一般クルー4名。船主の好意で、地元で有名なカンナギ釣り名人の総勢18名。デカイ船ならではのスタッフ構成となった。

クルーは12時間交代で、常に船内の安全を見張っている。もちろん、さまざまな手伝いもしてくれる。非常に頼もしい。大遠征なので船のトラブルのために機関士もいなければならない。後述するが、料理長の存在は大きかった。

Dscf3789

Dscf3785

Dscf3794

どれもうまかったが、カブトガニには焦った・・・(笑

4月18日 AM1:00過ぎ出航。

スプラトリー諸島に入るには、マレーシア海軍基地”ライアン・ライアン島”での入境許可が必要となる。そこに到着するまでは丸一日近くかかるのです。

港を出てすぐ、海底油田基地に遭遇。めったにお目にかかれるものではないので、皆して見物。マレーシア産の原油は世界的にも質が良いらしく、いったんサウジアラビアに輸出される。それに利益が乗せられて世界中に供給されていると聞いた。

417_1

417_2

船内ではのんびり談笑。好きなときにゲストルームで休めばいい。

Dscf3802

Dscf3801

Dscf3800

ここで問題が起きた。年中気温が30度を超えるマレーシアでは、冷房を極端に冷やす習慣がある。この船の冷房がこれまた寒くて寒くて・・・。なんと温度調節がなく、風量調節しかできないという。これ以上は冷房を切るしかないという状況。ありったけの掛け布団をお客様にご用意し、さらに冷房の通風孔をガムテープで塞いだ。それでもかなり寒かった。

夜が明けた。

417_3

417_4

417_7

南国特有のスコールが、遠くに発生しているようだ。

417_9

進行方向には蒼い海と青い空が広がる。

417_10

熱帯のマレーシアでは毎年3月中旬に雨季が終わり、4月から9月までは乾季となる。特に4月から7月にかけては天候が落ち着き台風や季節風の影響もない。海は最高のベタナギだった。また、船が大きいので全くロールしない。船酔いなど皆無だ。

ライアン・ライアン島までの途中、マーリン・ファームと呼ばれる海域がある。過去に1,000LBオーバーのカジキの実績がある魚影の濃い海域。

大阪からお越しのM氏が、自前のヘビータックルをご用意くださり、トローリングを開始。

417_11

417_12

417_13

1度だけカジキがヒットしたが、ジャンプしたときフックアウト。

どこまでも続く蒼い海。

417_16

ライアン・ライアン島手前のリーフに到着。

417_14

この日はここで一泊する。アンカーをかけて釣りも出来るので、真剣にポイントを選ぶ2人のキャプテン。魚探には起伏の荒い根が映っている。

417_18

基本的に、操舵室には泊船長とキャプテンの二人だけ。泊さんは英語を話せないが、知ってる限りの英単語と身振り手振りで地元キャプテンとコミニケーションを取っていた。お互い海の男同士。意思の疎通はできていたようだ。

泊さんから聞いた話だが、遠征のとき、地元キャプテンはお客様とクルーの安全のため、2日間は寝なくても大丈夫らしい。泊さんはその責任感に、いたく感銘を受けていた。

417_17

417_23

リーフの反対側に、ベトナムの違法船隻を発見。こちら側も慎重になる。そのうち、どこかへ消えていった。

4月17日 夕マズメ。

アンカーを下ろして試し釣り。餌は事前に用意しておいたカツオやマグロ。

遅くなりましたが、今回のお客様をご紹介します。

417_27

福岡県 村上氏

417_26

香川県 桑原氏

417_21

福岡県 横山氏

417_22

神奈川県 笹谷氏

417_24

大阪府 M氏

417_25

兵庫県 B氏

お顔が見えない方もありますが、そのうち分かります。

ちなみに、

418_37

神洲トラベルのタンちゃん

417_28

奄美大島のOCEAN PIONEER号 泊船長

残念ながら、この日はアタリなし。

4月18日 AM8:00 海軍基地”ライアン・ライアン島”に到着。

418_1

418_3

418_9

418_8

なんと、島の半分はリゾートホテルが併設されていた。どう見ても歩いて一周したって2時間くらいの小さな島(珊瑚を埋め立てて作ったらしい)。こんなところに観光客がくるのか・・・(爆

418_2

さすがは海軍。立派な軍艦です。

418_4

418_5

418_10

1時間ほど無線でやり取りし、陸に船をつけることになった。

Dscf3843

Dscf3844

Dscf3845

Dscf3846

数人の若い軍人が乗り込んできた。ガイドのMr.WEIが対応する。

スプラトリー諸島への入境許可と、なんとライアン・ライアン島上陸の許可も出た模様。とりあえず記念撮影をした。

Dsc02206

Dsc02207

Dsc02209

せっかくなので、ホテルのほうへ行ってみた。

Dsc02215

朝早かったが、フロントに尋ねるとBarを開けてくれた。

Dsc02213

Dsc02214

ビールやコーラを飲んで一休み。

さて、これからスプラトリーのリーフに行くぞ!!

ライアン・ライアン島を出航したあと、最初のリーフに向かう。約4時間の移動だ。その間もトローリングを続けた。

418_12

418_13

418_16_2

418_20

418_24

418_22

418_18

418_25

418_28

418_32

海鳥も我々を歓迎してくれているように思えた。

418_35

418_36

最初のリーフに到着。長さは数十キロにも及ぶ。

418_40_2

慎重にポイントを選ぶ。

そのときです!!

リールのクリック音がなった。

418_42

418_44

418_46

418_47

418_48

418_49

418_50

大きなワフー(沖サワラ)だった。

カンナギの餌にもなるし、刺身やフライで食べても美味。

次の流しでもすぐにヒットした。

418_51

またワフーだった。

さらに・・・

418_52

418_53

3連続のワフー。カジキじゃないけど、おいしいからいいよね。

さて、いよいよ本番です。

Dsc02222

Dscf3858

まずは、クルー全員でスパンカーを立てた。

Dsc02223

ちゃんと立ちましたよ、スパンカー。

Dsc02231

風に船が立っている・・・、スパンカー利いてるなup

Dsc02242

B氏 ワフーの頭を早速餌に・・・(驚

Dsc02243

Dscf3881

小サメと小ハタだけで、この日はノーヒットだった。

Dsc02246

4月19日。

419_1

M氏 早速ヒット!!

Dscf3895

5kgほどのイソマグロだった。

ハリスをマンユウ200号、針をインターフックMO-60の仕掛けに変更。釣ったばかりのイソマグロを一本掛け。潔い餌だ。

419_2

419_3

Dscf3899

419_5

419_4_2

やる気モードになったかな・・・

実は、当初パヤオでの餌釣りを予定していました。それが現地のパヤオが移動していてどこにあるのか分からなくなってしまったのです。餌は200kg弱(一本3~5kg位の大きさ)ほどしかないし、参った。そこで、根掛担当はサビキで餌釣り。

Dsc02351

ウメイロやアオダイが釣れた。日本で見慣れたものとはちょっと違ったが、きっとその仲間だと思う。タンちゃんがウメイロを釣ってエアー抜きし、すぐに桑原氏が餌として使った。

仕掛けを落とした直後のこと・・・





ウォ~~~!!





トンでもないアタリで仕掛けがひったくられた。必死に耐える桑原氏。一瞬で根に入られたようだ。

419_6

なすすべもなく、ラインのテンションを緩め魚が根から出てくるのを待った。

どのくらいの時間だろう。

おそらく数分の待ち時間。桑原氏も一瞬の出来事に唖然とする。





そして、ついに奴が動き出した!!





強烈な突っ込みに耐える桑原氏。

419_8

A'Jack170SHが締め込まれ、

BATTLE20Wのドラグがガッチリとブレーキング。

419_9

間違いなく根物だろう。

船中にどよめきが走る・・・・、

419_11

『がんばれ~~!!』

419_10

419_12





一体、

何が浮いてくるのだろうか・・・!!





419_13

419_14

419_15

419_16

419_17

419_19

419_20

419_21

419_24

419_25

419_27

419_29

これが根に潜っていた傷跡・・・

419_30

タンちゃんも大興奮!!

419_31

◇タックル

 ロッド:OUTRIGGERオリジナル A'Jack170SH

 リール:アリゲーターBATTLE20W

 ライン:ウルトラダイニーマ10号

 リーダー:クランキング仕様ンターフックダイナマキシマム80号

 ハリス:インターフックダイナマキシマム60号

 針:インターフック環付大物30号

 餌:ウメイロ一匹掛け

419_32

皆で乾杯!!

実はこのスプラトリー遠征を組むために、(有)神洲トラベルのタンちゃんは4年にも渡って全国の釣具店を営業して回った。お客様を入れて欲しいと。なかなか信じてもらえず、相手にされなかったこともある。そして当店がタンちゃんと巡り合い、事の経緯を聞き、この真剣な男を信用し、一緒にがんばってみようと思った。

あれから一年以上経って夢にまで見た釣果。この嬉しさは、言葉では表現しようもなかった。

初めてボトム狙いのスプラトリー遠征が組まれて、そして初めて日本人がスプラトリーのGiant Grouperを釣り上げた。

紛れもない、事実だった。





しかも、スタンディングで・・・!!





釣った桑原氏も大興奮だが、私だっては大興奮していた。内輪話だけど、私とタンちゃんにとってはハイリスクの大勝負。結果が出なけりゃ帰国したとき叩かれるのも間違いない。

桑原さん、本当におめでとうございます。そして、ありがとうございます。

Dsc02267

香川県 桑原氏 カスリハタ60kg

カスリハタとは、タマカイに次ぐ世界で2番目に大きくなるといわれるハタ類。大きなもので200kgを超えることもあるという。日本では水族館くらいでしか見れない希少な魚。特徴としてはとがった口先、ハタ類にしては流線型の体系、そしてジャガイモのような斑紋。それにちなみ、英名でPoteto Grouperなどと呼ばれている。

なかなか結果が出なかったが、ようやく船中に活気が出てきた。スプラトリーの巨大魚伝説が、ようやく幕を開けたことを皆が確信する。





ここには、奴がいると・・・





こうなれば全員ヤル気満々。疲れて仕掛けを上げていた人もすぐさま投入開始。大物釣りは、もともと簡単に釣れる魚を釣りに行っている訳ではない。なかなか釣れない魚を釣るから面白い。

でしょ~~!!





すぐに次の流しをしたかったが、海軍から無線連絡が入った。

ライアン・ライアン島でタバコをプレゼントしたお礼がしたいという。

私のショッポも喜んでくれたのかな・・・

お土産があるから取りに来い!と。

いい時間なのに、なんでこんな時に・・・。

不満はあったが、海軍の言葉には従うしかない。

数名の軍人が、ゴムボートでやってきた。

Dscf3921

お土産とは、ウニだった。しかもガンガゼ・・・・!!

イシダイの餌かよ!!喰えたもんじゃない。

Dscf3922

Dscf3923

しかし、感謝してる振りはする。

どうやら彼らは日本の釣具に興味を持ったようだ。

Dscf3914

Dscf3917

さあ、先ほどのポイントに戻ってアンカーを打ち直そう。





その夜。

また奇跡が起こった・・・。





カツオの一本掛けで粘っていたB氏に、会心の一撃!!

419_33

スーパーバトル100がキレイに曲がる・・・

マリンパワーのドラグをフルに入れてもラインが出て行く。かなり強い引きだ。一体、何が喰ったのだろうか?

サメか??

誰かがささやく・・・

次第に魚が浮いてきた。ラインが斜めになっていく・・・。カンナギであって欲しい。誰もがそう願ったに違いない。





Giant Grouper





コイツを釣りたくて、こんな遠くまできた。狙って簡単に釣れるもんじゃない。相手は幻の魚だ。





そして暗闇のなかに、

遂に奴が姿を現した・・・。





419_34

本命のカンナギだ・・・!!

船中はまさに興奮のるつぼ。

2本のギャフを口に掛ける。5~6人のスタッフで船に引き上げようとしたが、奴の重さで上がらない。

419_35

2回目のトライ。

ワン・ツー・スリー、ゴー!!

419_36

掛け声と共に、一気に巨大魚を船に引き上げた。

船に横たわる巨体はでっぷりと太り、茶色い肌が艶めいていた。

419_39

Dscf3937

Dscf3935

使い古された言葉かもしれないが、

心底、感動した。

Dsc02284

Dscf3934

Dsc02283

419_37

Dscf3943

Dscf3949

Dscf3946

兵庫県 B氏 カンナギ82kg

Dsc02298

船中皆、自分が釣ったかのように喜びを分かち合った。

Bさん、おめでとう、そしてありがとう!!

半径300kmに何もない海のど真ん中。

暗い夜でも、歓喜に満ちた男たち。

あんな風に素直に笑顔でいられた空間が、

忘れられない。





4月20日。

もう、餌がない。

イソマグロでもアオダイでもウメイロでもなんでもいい。

夕マズメに掛けて昼間は餌釣り。

ここで、料理長のMr.ヤメルを紹介。

Dscf3817

いつも笑顔のヤメル。

お腹が空いてないか?といつも気にしてくれた。

Dscf3818

料理も美味い。自家製マヨネーズなんか最高だった。

唐揚げ、野菜炒め、スープ。日本の米もちゃんと炊いてくれた。

Dsc02308

食事のあとには必ず果物を出してくれた。

とっても気が利く料理長です。

話を元に戻そう。

このスプラトリー遠征のため、船主に無理を言って日本の船のようにスパンカーを取り付けた。泊船長がネイティブのキャプテンにアドバイスし、船を風に立てて流してみた。確かにスパンカーの意味はあった。しかし、大きな問題があった。

あまりにも根がキツすぎたのだ。

十数メートル先には浅瀬のリーフでも、船の下は一気に100mくらいドロップしている。少し根頭を外れると、一気に200~300mは落ちる。ひどいとき時は500~1,000mという海底。また、一気に100~300m駆け上がったりする。

根掛かり連発。船を流すと釣りにならない。

掛かり釣りをする意味がようやく分かった。

また魚を生かすためにイケスも作らせた。

また問題。水温が高すぎて、魚が生きないのだ。

つまり、この海で活き餌を使うのはほとんど不可能に近い。

夕マズメ。

笹谷氏のスーパーバトルが海面めがけて突き刺さった!!

420_2

420_1

フルドラグのマリンパワーが、一気に40~50mほど糸が出る!!

でかい!

本命か!

それともサメか・・・

Dscf3977

魚が浮いてきた・・・

420_4

Dscf3978

特大のイソマグロだった。

Dscf3989

横浜 笹谷氏 イソマグロ55kg

まずは、おめでとうございます。

日が暮れた。

横山氏のスーパーバトルにとんでもないアタリが!!

全く巻けない・・・、根掛かりか・・・。

そんなはずはない、確かに魚のはずだが・・・。

とうとう、PEラインが飛んでしまった。

数時間が経過する。

桑原氏のスタンディングロッドに妙なアタリ。

20~30mは巻き上げることが出来る。しかし、そこから先は岩でもついているように動かない。泊船長がラインを引っ張ってみた。

魚がついてるぞ!!

でも、キーパーからロッドを外すことはできないくらいのテンションが掛かっている。泊船長と桑原氏でBATTLE20Wのラインを抜き上げる。

Dscf3994

Dsc02323

ピアノ線のようにPEラインが張り詰める。

数十分の抜き上げのあと、仕掛けがあがった。針にPEラインが引っ掛かっていた。どうやら横山氏の切れたPEラインのようだ。確かに、ラインの先には何かがついていた。

桑原氏曰く、

『何か、見たらいけないもんちゃうんか?』

全員でPEラインをたぐる。

安全のためにラインをまたぐな!と、泊船長の激が飛ぶ。

そして現われたのは、今まで見たこともないくらいの巨大なサメだった。おそらく、全長で5mほどはあるのではないだろうか・・・。

あまりにも、デカすぎる・・・。

300kg・・・いや、400kgはあるのではないか!!

Dscf3997

Dsc02330

サメの目が光ったとき、鳥肌が立った。

こんな海、絶対落ちたくね~~!!

安全のためにすぐにラインをカット。誰も怪我はなかった。

それにしても、

あのラインを抜き上げた泊船長の手のひらはどうなっているんだろう・・・





4月21日。

昼間は餌釣り。あ~~、餌があれば昼間も大物狙えるのにな・・・

夕暮れ。異常なし・・・。

Dsc02357

Dscf4015

Bさん、似合ってるぜsign03





日が沈むと、厄介な奴がやってくる。

クロタチカマスだ。

Dsc02368

PEラインの白い部分を噛み切っていく。

現地では

”SAMURAI FISH”と呼ばれていた。

夜行性のカンナギを狙うには、夜釣りが大切。

しかし、この侍には頭が痛かった。

タンちゃんはリールにワイヤーや針金のラインを巻いていた。侍対策になるのは分かるが、実釣には向かなかった。次回、何らかの対策が必要と思われる。

ブラックダイニーマはどうだろう?





深夜。

ネイティブのキャプテンと私の二人だけの時間があった。今の仕事のこととか、彼の奥さんとの馴初めなんかを聞いてみた。

Dscf4022

私のつたない英語でも、なんとか会話を続けた。どうしても聞きたいことがあった。スプラトリーのベストシーズン。そして、海賊の出没海域。

ベストシーズンは4月~7月。

海も穏やかで、Giant Grouperも釣れるという。

海賊はスプラトリーには出ないという。陸から遠すぎて、いざというときに逃げることが出来ないからだ。海軍もいるしね。

出没するのは、ここです↓

Burunei32

西側のマラッカ海峡と、東側のフィリピン国境海域。

”ベリー、デンジャラス!!”

単なる金品の強奪だけでなく、船を乗っ取って人質を取り、船会社に身代金を要求するという。銃器はもちろん、バルカン砲まで装備しているという。

過酷というか、これが現実なんだな。

余談ですが・・・、

海賊っていう英単語、パイレーツなんだよな。

カリビアンじゃないんだ・・・(ボソッ

4月22日。

朝8時過ぎにスタンディングの村上氏にヒット!!

422_2

422_3

422_4

422_5

422_6

422_7

Dsc02456

福岡県 村上氏 イソマグロ22.5kg

横山氏にもヒットした。

422_9

422_10

422_11

422_12

422_14

与那国などでドンコと呼ばれる魚だ。マレーシアでは”ルビー”と呼ばれ、大変高価な魚のようです。あとでMr.ヤメルが調理してくれたが、非常にうまかった。

でも、B氏から強引に目玉を食べろ!と言われ、しぶしぶ口にした。

気持ち悪かった・・・

話がそれてスミマセン。

このとき、みんなイカれた餌ばかり使っていた。

Dsc02378

Dsc02380

Dsc02404

この10kgほどのルビーの一本掛け。

ハリスはマンユウ200号だったのだが、一発でぶっちぎられた。

この日の昼食は、日本から持ってきた”そばそうめん”だ。

私自身で茹でてみた。

Dsc02408

Dsc02410

Dsc02409

うまかったよ~~。

このそばは、石森製粉様の提供。業務用ですがご家庭で試してみたい方は当店に連絡ください。1箱50玉入り、¥5,000でお釣りが来ます。代引き限定商品です。





夕マズメ。

いよいよラストチャンスとなった。





そのときです!!





横山氏のスーパーバトルに強烈なアタリがあった!!

Dsc02417

水深は約190m。

なんとか順調に巻き上げている。

しかし、残り130mで根に潜られた。

スプラトリーならではの急激な壁がそうさせたのであろう。

すぐにラインのテンションを緩め、魚が出てくるのを待つ。

まさに底物釣りの教科書どおり。

待つこと数分、魚が動き出した。

強烈な突っ込みを、スーパーバトルとマリンパワーのドラグが交わしていく。

次第にラインが斜めになってきた。





間違いない、

奴だ・・・





422_18

浮いた瞬間、大歓声が上がった!!





Giant Grouper





422_19

422_21

422_22

422_25

422_26

Dsc02419

422_27

422_28

Dsc02418

MO-45の針は、ガッチリ顎を捉えていた。

422_31

ナイロン120号のハリスがズリズリ・・・

422_32

422_36

日本から持ち込んだ500kg秤で計量

Dsc02426

Dsc02423

福岡県 横山氏 カンナギ70kg

お見事!!

422_37

Dscf4034

本当におめでとうございます。

このあと、M氏と笹谷氏にヒットがあったが、

ともにサメだった。

423_1

423_2

423_3

423_4





4月23日AM3:00  ストップフィッシング。

魚の魚拓や剥製製作のため、予定より早めに沖揚がり。約20時間の船旅が始まる。帰りのマーリンファームでもカジキのヒットはあったが、またしてもフックアウト。

穏やかな海だった。

423_5

Dsc02459

423_6

キャプテンに頼んで、海底油田基地すぐそばまで船を寄せてもらった。

キレイな光景だった。





4月23日深夜、帰港。

港には船主のMr.Wongが出迎えてくれた。

車に荷物を積み込んで、お客様とクルー全員で記念撮影。

Dscf4068

緊急でミリのホテルの予約を取り、お客様には先に行ってもらった。

私と泊船長は魚拓の準備をすすめる。

クルーも手伝ってくれ、魚拓に興味を示していた。

Dsc02238_2

Dscf4065

Dsc02248_2

Dsc02246_2

この魚拓は、日本に帰ってから更に化粧をされて完成する。

泊さんの魚拓は本当に素晴らしい。

Dsc02258_2

Dsc02259_2

Mr.Wongが魚拓をやりたがる。

”This is Japanese art!Very, Nice!!”

Dsc02251_2





4月24日 AM3:00 魚拓終了。

キャプテンやクルーと握手してお別れ。

次はいつ来るんだ?と聞かれた。

”Next Year!”

”Promise?”

”Yes,promise!!”

最高のクルーとスタッフだった。





4月24日 朝10時

DHLとEMSにて荷物の発送したあと、レストランで昼食を取った。

Dsc02265_2

そしてミリ空港から、クアラルンプールへ飛んだ。

Dsc02266_2





4月24日 PM6:30 クアラルンプール到着。

タンちゃんが手配した大型バスに乗り込む。

本当ならこのまま日本に帰るべきだろうが、世界の一流ホテル”リッツ・カールトン”で打ち上げを行った。

Dsc07021

Dsc07023

Dsc09120

Dsc07010

Dsc07016

Dsc02272_2

Dsc02271_2

打ち上げ風景





4月25日。

クアラルンプール市内を自由行動。観光をしたり、リッツ・カールトンのスパを利用したり。リッツ・カールトンには日本人スタッフもいて、我々に対してとても居心地の良い空間を提供してくれました。

夕方、リッツ・カールトンからクアラルンプール国際空港へ向かう。

Dsc02275_2

Dsc02273_2

Dsc02277_2





4月26日 早朝 帰国。

こうして、初のマレーシア スプラトリー諸島遠征は終わった。

参加してくださったB氏、M氏、笹谷氏、村上氏、横山氏、桑原氏。

そしてタンちゃんや泊船長。

本当に、本当にありがとういございました。




2008年4月16日~26日 マレーシア スプラトリー諸島遠

今振り返ってみて、いかに非現実的な釣りだったかを思い出す。そして、次回は今回の経験が大きく役立つと思う。

2009年も、

OUTRIGGERはスプラトリー諸島の巨大魚を狙いに行きます!!

更にデカイ魚を求めて・・・

2008年 スプラトリー諸島遠征ツアーDVD販売ページはこちらです。
http://www.e-outrigger.com/malaysia/malaysia.php

沖釣り専門ショップ OUTRIGGER

« 2008年3月14日~16日 | トップページ | 2008年5月14日~18日 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 2008年3月14日~16日 | トップページ | 2008年5月14日~18日 »